北海道 2日目

曇り


今日も曇り。やや肌寒い感じです。
あまり無理せず、9時前に出発し、旭山動物園へ。ここはめいちゃんが是非再訪したいと言っていたところ。私は初めてです。
まず、きりん舎。ここで早くもこの動物園の行動展示のユニークさが理解出来ました。きりんなどの大きな動物、木の上など高いところに生息する動物は通常、下から、それもある程度の距離から見上げる感じで見ますが、ここでは動物と同じ高さ、しかもアクリル板越しなどにして至近距離で見ることができます。ある意味、ちょっとした工夫ですが、印象が全く変わります。
こんなにきりんの顔を近くで見たことなかったです。

その後、かば館で、水中で熟睡しているかばを下から見上げました。
これも、面白い発想の転換。動物園に水族館の展示方法を採り入れているように感じました。泳ぐ動物なら、水槽を横から、下から見せようという感じ。水族館であれば当然の展示方法です。
かばは丁度、透明のアクリル板の上で眠っていました。横から見るとこんな感じで、

下から見るとこんな感じ。巨大なお腹の下敷きになってキュッと折った四肢が何ともかわいかったです。

それからクジャク舎を見て、ずっと坂を上がり、チンパンジーの森へ。ここでも、まず地面の高さから見上げ、その後、天井に近い高さで見るという構造。チンパンジーはあまり地面に降りないので、遊具の上の高さで観察する方が間近で見ることができます。時には、窓のすぐ向こうに座ることも。すると本当に大きいことがわかります。

それからエゾシカの森を通って、オオカミの森へ。ただ、オオカミもお昼寝タイムだったらしく、何とも無防備に眠りこけていました。もうじゅう館でも、ライオンやトラもお昼寝中。ヒグマだけは元気に動き回っていました。
その後、美しいホッキョクグマを観察し、

可愛らしいアザラシやペンギンが気持ちよく泳ぐ姿を上から、水中から見ました。アザラシ館では、すっかり旭山動物園の代名詞となった展示方法で、透明な筒の中を上下にアザラシが通っていき、

ペンギン間では逆に人間が透明なトンネルをくぐるとペンギンたちがそのすぐ横、上を飛ぶように超えていきます。

それから、園内のパン屋さんでホクホクのジャガイモのコロッケとアップルパイを買って遅いランチとし、お土産物屋さんを見て、最後にもう一度だけかば館へ。
先ほど眠っていたかばは元気に起きて泳ぎまわっていました。やっぱりカワイイ!

大満足して動物園を後にしました。


まだホテルに戻るには早い時間なので、前の日に行けなかったモエレ沼公園へ。
ここはイサム・ノグチさんが亡くなる直前に設計した公園です。ルーブル美術館を彷彿とさせるガラスのピラミッドは本当に美しく、中も素敵な空間でした。

展望台から公園全体を見渡すと本当に気持ち良く、こんなに贅沢な空間を持てる北海道が羨ましくなりました。
3階はギャラリーになっていて、公園の成り立ちなどについてのビデオを視聴できます。ここも広い空間にイサム・ノグチさんの作品が飾られ、とても気持ちのよい空間となっていました。


さて、公園を後にした私たちは、少し早目の食事をとることにし、らーめん彩未へ。ここのラーメンは、私が思い描いていた味噌ラーメンそのもので、とても美味しかったです。