今日は、T中学校の学校公開ということで、めいちゃんと行ってきました。今まで行ったのは、文化祭だけだから、授業が観られるのは初めての体験です。そういう意味では、これからの見学の基準になるはず。ちゃんと見ておかねば。


T中学校は、家からだと1時間強と、ちょっと遠いのです。でも、ラッシュと逆方向だから、まぁいいかなという感じ。ただ、今日は、初めて行くということと、2人とも疲れ気味だったということで、余計に遠く感じました。電車を渋谷で1回乗り換えて、そこから30分弱。電車を下りたら、今度はバスで10分くらい。そこから広いキャンパスをさらに10分くらい。通えない距離ではないけど、、、という感じです。


さて、学校では、まず1800人収容というホールに通されて、校長先生のお話を聞きました。迎えてくださる教員が多いのは、マンモス校だからでしょうね。年齢構成は幅広く、皆さんきちんとした感じで、印象はよかったです。
校長先生の話は専ら能力別指導について。あまり理念や抽象論の話ばかりでも困りますが、やや各論に偏った印象を受けました。
それから、中1から高2までの授業を見学させていただきました。
T中学校は、男女別学です。他の男女別学の中学校では、クラスや授業は別でも、校舎や行事などは男女一緒の場合もあるのですが、ここは校舎も分かれていて高校3年生になるまでは同じキャンパスの中に男子校・女子校が別々にあるという印象。まぁ、同じキャンパス内に、大学もあるので、「何年居ても立ち入らない他学部の建物がある」という大学のキャンパスのような雰囲気が強いのでしょう。
男女一緒に校長先生のお話を聞いた後、男女別々に校舎に案内されると、そこは完全に女子校です。私は女子校の経験がないので、女の子ばかりの教室が何となく不思議な感覚でした。


授業は、どこもわりとリラックスした雰囲気。最初に小テストをやっている場合が多く、その間はさすがに集中していましたが。中高の授業って、こんな雰囲気だったかなぁ?あまりに昔で思い出せません。もしかしたら女子校の特徴かも。ここは、他の学校に行った際にチェックしなくちゃ。
能力別の英語の授業も見ましたが、生徒の能力以上に(生徒の能力は正直あまり分かりませんでした)、先生の差(特に発音)を感じました。中には発音のきれいな日本人の先生もいましたが、国際教育に力を入れているのであれば、もう少し発音のよい先生が多いといいなぁ、と思ったり。ネイティブの先生も居ましたが、質問をしてみたら、ネイティブの先生は中学校低学年を中心に授業が多くなるようにしているそうで、高校になると減るのだそうです。大学受験の対策上の判断とのこと。それはそれで納得なのですが、その「多い」という中学低学年の場合でも週に1回しかネイティブの先生の授業がないというのはどうかなぁ。また、ネイティブと言っても、出身によって発音が大分違うんですよね。今日は2人、ネイティブの先生のクラスを見ましたが、一人は恐らくイギリス出身。もう一人は顔は外国人なのですが何となく日本人っぽい発音で、うーん、、という感じ。
また、授業を見ていて、自分から手を挙げている授業が見当たらないのは気になりました。すべて先生が名簿を見て順に指名しています。さらに気になったのは、当てられた際の発言の声が小さいこと。ほとんど聞き取れません。
めいちゃんは、一般の学科の授業は特に感想はなかったようですが、音楽の授業には「あの合唱はあり得ない」と怒っていました。中1は「パフ」、中3は「花」を歌っていたのですが、1年生の曲は幼すぎる上に声が全然出てないし、2年生は完全に地声だし、だって。確かに、めいちゃんたちは合唱団に入っていない子に至るまで、上手だもんね。


全般的に、決して悪い印象ではなかったのですが、人数が多いこともあって、かなりレベルのバラつきを感じたのと、もう少し授業を主体的に受ける雰囲気が欲しかったかなぁ。これは高望みしすぎでしょうか?