さよならコンサート

今日は合唱団の「さよならコンサート」。めいちゃんたちの合唱団は正式なクラブ活動ではないため、毎年度末にいったん解散となります。また6年生が退団するということで、卒団式も兼ねているのです。
今年はコンクールで大きな成果を収めた一年ということで、会場のランチルームには沢山の賞状やトロフィーが並べられました。

今月末に予定されている新曲レクチャーへの出演も、まさに今年の活躍を認めて頂けた結果です。


今日のコンサートでは、11曲披露してくれました。

  • 目と目が合えば
  • やさしい風
  • 夢の太陽(本年度Nコン課題曲)
  • ここからいちばん とおいところ(本年度Nコン課題曲)
  • 明日になったら〜6年生のみ
  • 旅立ちの日に〜6年生のみ
  • 明日
  • ランナー(今年コンクールで数多くの賞を頂いた思い出の曲です)
  • さよなら
  • 島唄(アンコール)

ランナーは、さすがに想いがいっぱい詰まった曲ということもあり、後半に入ると6年生の何人かが泣き出してしまい、それにつられて4,5年生も指揮をしているT先生も涙ぐみ、そして親も。。。涙涙の演奏となりました。それでも最後までしっかりと声を出し、素敵な力強いハーモニーを聴かせてくれました。
あとでめいちゃんに聞くと、演奏が終わってランチルーム外の廊下に出たところで、かなり泣いたそうです。6年生が卒団してしまうのも悲しかったけど、それ以上にT先生が転勤になってしまうのではないかと思うと悲しくなってしまったのだそうです。


コンサートが終わって、めいちゃんは帰宅し、私は来賓の先生方にお茶を出したりするために残りました。そして帰りがけに、めいちゃんに託されていた手紙をT先生に渡しました。
実は、めいちゃん、先々週から来年もT先生を転勤させないで欲しいとの手紙を、合唱団全員の署名を添えて校長先生に渡そうと、一生懸命活動していたのです。
今年たくさん賞を頂けたのはT先生のお陰であること。来年はもっといい賞をいただけるように頑張りたいこと。そのためにはT先生に居て頂きたいこと。
一生懸命手紙を書き、T先生がやらせていると勘違いされないように、先生方に隠れて、翌日から、1人1人に説明して署名をしてもらったようです。時間がなかなかなくて1日に1人2人くらいの署名しか集まらない日もありましたが、10日ほどで何とか4年生と3年生全員の署名が集まり、5年生の分は諦めて、校長先生のところに持っていったそうです。ところが、校長先生はご自分がお決めになることではないからと、受け取って下さらなかったそうです。
めいちゃんはがっかりして「無駄になっちゃった」と持って帰ってきたので、「校長先生への手紙ではあるけど、これを見たらきっとT先生は喜ぶからT先生に渡そうよ」と提案し、今日、私から事情を話してお渡しすることにしたのです。
先生は、とても感激して下さいました。先生も今年Nコンで悔しい思いをしたこともあり、せめてあと1年という気持ちがとても強いのですが、既に長年この小学校にいらっしゃることもあって、それがなかなか難しいことも承知していらっしゃるのです。
私もめいちゃんも、そのことは承知しつつも、まだ僅かな希望を持って結論が出るのをまっています。