久々の克服

今日は、勉強を半分済ませてから、自転車で近所の伊勢脇公園まで行きました。
目的は鉄棒の練習。
小さい頃からめいちゃんは、自転車の補助輪外し、水泳の面かぶりや蹴伸び、でんぐり返し(前転・後転)、縄跳び等々、なかなかできないことが沢山ありました。多くは「怖い」という気持ちが障壁になっているもので、その度に、泣いたり、拗ねたり、怒ったりに付き合いながら大変な思いをして何とか克服してきました。
小学校に上がって、学童や学校でも随分と指導していただき、長縄が飛べるようになったり、球技が楽しめるようになり、もう私が付き合う必要はないかと思っていたのですが。。。違った(-_-;
何と、4年生にもなって鉄棒の前周りができないっていうのです!
余談ですが、そもそも最近の小学校はできないことを何が何でもやらせるということをしないんですよね。私の時は、2年生で逆上がりができない子はできるまで放課後毎日残されて、血豆を作りながら練習させられたものですが、めいちゃんたちの学校では3年生になっても4年生になっても前周りができない子が相当数居たようで、逆上がりも未だにクラスの半分以上はできないのだそうです。
そんな状態ですから、めいちゃんはさほど気にすることもなく今まできてしまったのですが、前周りについてはとうとうクラスで残り1人、2人という状態になってしまって、さすがにマズイと思ったのでしょう。「今度の日曜日に練習したい」と自ら申し出たのでした。


お天気もいいし、久しぶりに自転車にのって気持ち良いし、上機嫌で出かけためいちゃんですが、いざ鉄棒の前にきたらテンションだだ下がり。状況を聞いてみたら、鉄棒の上に上がることはできても(ここまで来るのもかなり大変だったようなのですが)、そこから怖くて頭を下に下げられないというのです。
まずはママがやって見せて、手を離しても落ちないことなどを理屈で説明。それから、「支えててあげるから」と言っても、どうしてもダメ。とうとう「もう帰る」と泣き出す始末。(うわぁ、5歳とかの時を思い出すよ。。。)さすがにこっちもキレ気味で、「いい加減にしなさいよ!」「やらないと帰らないからね!」などと脅迫(^^;。それからも、怒ったり、なだめたり、すかしたりしながら、延々1時間以上。
もういい加減うんざりで帰ろうかとも思ったのですが、それでは恐らく一生前周りができないだろうし、前周りごときが克服できないようではこの先何も克服できないんじゃないかと思い、何とか堪えました。


そして、もう日が翳ってきた頃になって、何とか頭を下まで下げるところまでいったので、そのチャンスを逃さずにママがくるっと回してあげました。実は、その際に足を曲げていなかっためいちゃんは足を伸ばしたままお尻から落ちてしまったのですが、痛みよりも自分の不恰好な落ち方が可笑しかったらしく「痛い〜」と言いながらも笑い出だしました。
そこまでいけばしめたものです。「できるじゃん!」と褒めながら「はい、もう1回!」と考える暇を与えずに何度もやらせて、ちょっとずつ直していきます。
めいちゃんは、前に回る時に勢いがつくのが怖いので、どうしても腕を曲げて鉄棒を足の付け根のところからお腹のあたりに移動させてしまうのです。でも、そうすると、足が外せないので下で止まっちゃうし、何よりお腹が痛い。なので、まずは、お腹のところで鉄棒を支えていてもいいのでゆっくり下まで降りて、そこからもう一度鉄棒を足の付け根に戻してから足を回す、ということを何回か繰り返し、少しずつ腕を伸ばし足の付け根に鉄棒を保ちつつ下がれるようにしていきました。
で、何とか暗くなる前に一人で前周りができるようになりました。\(^O^)/
が、しかし、疲れた〜(´Д`)


帰り、めいちゃんは上機嫌で「コツをつかめば簡単だね」などと調子の良いこと言ってます。ちょっとムッとしたので「はぁ〜?」と言い返すと「あ、いや、ママのお陰です」と笑っていました。うん、分かっていればよろしい。
できるまでは、「できるようになったらご褒美買ってあげるから」などとモノでつったりもしたのですが、「むしろママの方がお礼の品をもらいたいくらいです!」と主張しておきました。