リーダーシップ

今日は3年生になって初めての授業参観です。
今回、ママはめいちゃんの成長ぶりと共に、新任の担任の先生の授業がどんな感じで行われているのか興味があったので、5時間目まである授業のうち4コマを2回に分けて観にいくことにしました。


昨夜のうちに、「観にいくから、いっぱい手を挙げて発言してよ」と軽くプレッシャーをかけておきました(^O^)。
去年までは、せっかく観にいってもほとんど手も挙げなければ発言をしない。特に、確実に正解だと自信のある質問にしか手を挙げない傾向があり、ちょっと気になっていたのです。だから、“どう思いますか?”とか“この場面の主人公の気持ちは?”といった必ずしも正解が1つではない質問にも積極的に手を挙げないとだめよ、ともいつも言っていたのでした。
「えー。。。わかった」との返事でしたが、どうなりますことか。


まずは、1時間目の学級活動の見学、のつもりが出遅れて1時間目はほとんど見られず、2時間目の音楽を見ました。音楽は専科の先生なのですが、めいちゃんの所属する合唱団の指導もしていて「今年は対外発表も増やして、できればコンクールにも出場したい!」と頑張っているT先生。先生が赴任してこられてからめいちゃんの小学校の音楽のレベルが上がったという評判の先生で授業もとても良い感じです。
今日は、先週から始めたリコーダーの授業。言うことをきかない男の子がピーピーと音を出す中、その子を注意することで時間をとるわけでもなく、かといって放置するわけでもなく上手に子どもたちを誘導し、シの音だけを使った「きつつき」の曲の演奏を練習していました。


いったん家に帰ってちょっと洗濯などをしてから、今度は3時間目の国語の授業。これは担任のS先生の授業です。
今日のテーマは「道案内をしよう」。地図を見ながら、順序良く正確にある目的地までの道順を伝えることが出来るようになりましょう、というもの。
めいちゃんは、去年までに比べるとかなり手を挙げるようになっています。「うん、まずまず」とママは思ったのでした。
すると、先生が「じゃあ、今度は、みんなで行く場所を1つ決め、その道案内をする人を一人決めてください。先生に説明してもらって、先生が目的地を当てます」とおっしゃいました。
これは、大変だ。とママは思いました。20名程度のクラスですが、先生に聞こえないようにみんなの意見を1つにまとめるなんて、3年生にできるのでしょうか?
すると、何と、めいちゃんがパッと立ち上がり手を上げ「みんな、こっちに集まって!ほら、早く、こっちだよ」と仕切り始めたのです。それも全く自主的に。
何となくわさわさと集まる多くのクラスメイトと、そんなことを意に介さずおしゃべりをしたり遊んでいる数人の男の子たち。それを「ちょっと!」などと怒りながら何とかまとめると「どこがいい?手を挙げて」と次々と意見を聞き始めました。でも、意見もバラバラな上、「えっ?どこ?聞こえない」「大きな声で言ったら先生に聞こえちゃうじゃん!」などと言い合いもそこここで発生。なかなかまとまらない。
すると、誰かが「班ごとに決めたら?」と意見を言いました。すると、それを即座に取り入れためいちゃん。「じゃあ、班ごとにジャンケンして!」と指示。また、めいちゃんの指示になんとなく従うクラスメイトたち。で、しばらくするとめいちゃんが「勝った人〜」と声をかけ、6人がめいちゃんの周りに集まりました(ちなみにめいちゃんはジャンケンに負けましたので、完全に仕切り役として振舞っています)。で、さらにその6人をジャンケンさせて場所と発表者を決定。


ママは、ただびっくりしてめいちゃんの成長ぶりを眺めていました。
いつの間にこんなに積極的になったのでしょう?たった一人でパッとクラスのリード役を買って出るなんて。
いや、これは、やはり学童で最上級生になり、そして2回連続で班長をやっていることの影響に違いありません。班の下級生たち、特に言うことを聞かない男の子たちをまとめているうちに自信がつき、またそのようにリーダーシップを発揮することが当たり前になってきたに違いありません。
その証拠に、めいちゃんは特に凄いことをしたという風でもなく、涼しい顔をしています。
授業終了後、廊下でベタベタと抱きついてくるめいちゃんに(こういうところは本当に子どもっぽいのですが^^;)、ママは「偉いね〜。ああやってクラスをまとめられるのはすごいよ!」とうんと褒めてあげました。


担任の先生も楽しくクラスをまとめているようだったし、授業もきちんとしていたので、一安心の授業参観でした。