5月4日(日)



今日も天気は晴れ。今日は瀬戸内海に浮かぶ直島に向かいます。
1年で一番混む5月連休。フェリーを運航する四国汽船に予め電話したところ早めに来た方がいいということだったので、6時過ぎに起床し、8時前には出発して高松港へ向かいました。ところが、思いの他早く着いて、何と一番乗り。フェリー乗り場で2時間近く待つことになってしまいました(^_^;。
10:14発のフェリーで11時過ぎには直島着。港に近づくと早速草間彌生作のオブジェ「赤かぼちゃ」が見えてきます。ミスマッチがしっくりしているというか、何とも不思議な感じです。
上陸して、まず地中美術館の入場整理券を受け取り、それからベネッセハウスの近くのビーチへ。港と同じ草間彌生作の黄色い「南瓜」が見えるビーチで小一時間裸足になって波打ち際で遊びました。
それから美術館へ。
そこは、掛川のおばあちゃんに聞いていた通り、すばらしい空間でした。まさに3人のアーティストのために創られた美術館。ママは特にウォルター・デ・マリアの「タイム/タイムレス/ノー・タイム」に感動しました。コンクリート打ちっぱなしの大きな部屋。階段の上の方に大きな石造りの球体。周囲に金箔を貼った木製のオブジェ。天窓が球体に映り込んでちょっとルネ・マグリットの作品のような雰囲気です。階段の下から見上げたり、上に昇って見下ろしたりとゆっくり堪能している間、なぜか階段下でクルクルと回っているめいちゃん。何が彼女を回らせたのでしょう?後で聞いたら「何となく」。非現実的な空間の中での不思議な行動でした。
不思議と言えば、ジェームズ・タレルの「オープンフィールド」。蛍光ブルー一色の部屋。どこまでが部屋なのか、壁があるのかないのか、よく分からない。長時間居ると、感覚がおかしくなりそうな、ふと「2001年宇宙の旅」を思い出すような空間でした。
3つのアートスペースを見終えて、めいちゃんがお腹が空いたというので、地中美術館のカフェで食事をすることにしました。チリコンカルネとジュース。カフェの大きな窓から見える緑と海でゆったりとしたランチになりました。クロードモネ室の「睡蓮」も、ジェームズ・タレルの「オープンスカイ」もそうだけど、ちょうど窓が自然の風景を切り取ったようになっていて、日本のお寺にある借景と共通するものを感じました。
地中美術館から、モネの庭を通り、めいちゃんはママのデジタル一眼レフでたくさん花の写真を撮って楽しみ、それから「家プロジェクト」を観に島の反対側へ。と思ったら、何とめいちゃん眠っちゃっいました。起こすのも可哀想だし、車の中に一人置いていくわけにもいかないので、結局、そのまま少しドライブをして港へ向かうことに。17時の高松港行きフェリーまでには2時間くらいあるのに、既に数台車が並んでいる。高松港行きの最終便だから混むことは想定していたけど、まさかこんなに早く並ぶとは。当初、港着を予定していた16時くらいには数十台並んでいたから、後から思えばめいちゃんが寝てくれたお陰で乗りそこねないで済んだといえるかも。
18時過ぎに高松港着。高松市内で食べるところを探し、めいちゃんの「焼肉が食べたい」というリクエストに沿って数十分アーケードを歩き回って韓国料理屋に落ち着きました。サンチュに包んで食べる焼肉と参鶏湯はとても美味しかったです。