人を動かす

hanamebuki2007-02-27

昨日はシッターさんの日。
19時頃、ママがお客さんのところで仕事をしていると、めいちゃんから電話がかかってきました。
「ママ〜、今日は何をしたらDSやっていい?」
「今日は、宿題、何があるの?」
「うんとね、プリントと読書」
「じゃあ、いつもどおり、どっちかをやったらDSやってもいいよ」
「はーい」
しばらくすると、また電話がかかってきました。
「どうしたの?」
「ダイヤモンド(DSのゲームです)の迷路のところが、どっちに行ったらいいのか分からなくて、進められないの。どっちに行けばいいの?」
「どっちって言われたって、見ないとママだって分からないよ」
「えー、じゃあ、帰ったらやってよ」
「だったら、ママが帰ったらすぐにDSできるように、もう1つの宿題と明日の学校の支度を済ませておいてよ。」
「うーん、、、そうだね。わかった!」
で、帰宅すると、めいちゃんはちゃんと宿題も学校の準備も済ませていました。シッターさんによると、「本当はやりたくないんだよね」といいつつも、ちゃんと丁寧にこなしていたそうです。
偉い!(^o^)/


一緒にDSの迷路をクリアし、ご機嫌でお風呂に入りました。
「ねえ、ママ。お仕事大変なの?」
「そうね、結構大変。」
「何が大変なの?」
「うーんとね、ママのお客さんの会社にね、“もっとこういうことをしないとダメよ”って言っているんだけど、なかなか言うとおりにしてくれないの」
「ふーん、“やらなかったらDSはダメよ”って言えたらいいのにねー」


確かに!
目標達成しなくても評価が悪くならない、達成しても大して評価に跳ね返ってこないという社風の会社のコンサルをしていると、人を動かすことの難しさを痛感します。やはり、人って自分の欲しいものを得るために嫌なことも我慢してやるとか、叱られないために頑張るとか、基本的にそういうものですよね。なのに、それを仕組みとして持ち合わせていない会社では、あるべき論は語れても、いざ実行となると本当に大変です。
めいちゃんのDSのように、“このためになら頑張れる!”というものが見付けられるといいのですが。。。