作文ってそんなに難しい?

以前、日々の出来事とか、読んだ本とかの感想を聞いても、反応が薄いと思うことがあって心配だ、と書きました。
今日、改めてそれを感じました。

いよいよ今週金曜日から夏休みということで、学童の学習時間に持っていけるようなドリルを買いに本屋さんに行きました。そのとき、たまたま作文を書けるようになるための練習問題集というものを見つけ、ちょっと興味を引かれて購入しました。
さっそく帰宅して、めいちゃんと最初のページをやってみることにしました。

第1問 夏という言葉から思いつく言葉を書いてみましょう

なーんだ、簡単じゃん。しかも、ページの周りには挿絵があり、海とかスイカとかがヒントとして描かれているのです。楽勝、楽勝♪
そんな風に思いながら、めいちゃんの顔を見てみると、なぜかすごいしかめっ面。
えっ?なんで?
「どうしたの、めいちゃん?ほら、何でも思いつくもの言ってごらんよ」
「何も思いつかない」
「どうして?何でもいいじゃない。夏ってどんな季節?どんなことする?どんなもの食べる?」
「わかんない〜」
泣き出すめいちゃん。呆然とするママ。
「泣くことないよ。そんなに難しく考えなくてもね。。。えーと、ほら、もうすぐ夏休みでしょ?楽しみだよね?」
「ふつう」
「普通ってことはないでしょ?夏休みで楽しみなことは何?」
ママが焦れば焦るほど、めいちゃんを追い詰めているような格好になってしまいました。
うーん、これじゃいけない。
そこで、あまりプレッシャーにならないように、楽しみだよね、とか好きだよね、とかではなく、できるだけ事実を尋ねることに。
「めいちゃん、夏休みは何をするの?」
「・・・おばあちゃんちに行く」
「そうだね。そこで何をするの?」
「んー。。。犬のさくらの散歩とか、プ−ルとか」
「そうだよね。そういうことでいいんだよ」
「ふーん」
少し調子が出てきました。
「何を食べようか?」
「スイカ。えっと、冷麺。」
「うん、どっちも冷たくて美味しいよね」
「あとアイスクリーム」
大分表情も柔らかくなってきました。
そんな風にして20分くらい。ようやく20項目くらい挙げることができました。

今日はここまで。次は、これらの言葉を使って文章を作ってみましょう、というものです。1文ずつ、特につながりはなくていいようです。
こうやって順々にやっていかないと絵日記とか作文とか、ましてや読書感想文なんて書けないんだろうなぁ。
ママには意外でした。
めいちゃんは、保育園の中でもしゃべりだすのがとても早い方で、赤ちゃんの時から先生にもママにも本当によくお話をしてくれましたから、作文なんて得意なものだと思い込んでいたのです。
とはいえ、多分、ちょっと難しく考えてしまったり、きっかけがつかめないだけでしょう。
夏休みの間に、きっかけのつかみ方を学んで欲しいな、と思います。